証券会社の支店営業マンの経験があるからメモしておくね
皆さん、営業職の経験はありますでしょうか?私はあります。
私は大学を卒業して証券会社へ就職しました。
地場証券でしたので採用数は少なく、新卒はみんな営業職として入社でございました。2ヶ月の研修の後、営業支店へ配属となりました。
転職をするまでの間、証券営業で色々な経験をしました!面白い体験をいっぱいしましたのでメモしておきます。
・営業はツライ!
証券会社の営業について。支店配属となった私は、まずはじめに支店近くの住宅街へ飛び込み営業へ行きました。
育成担当の先輩から住宅街のマップをもらって、毎日1件1件ピンポンを押して飛び込みしました。あとは街の事業所にも訪問しておりました。
不在の家、接触できた家、会社については話すことができたら話した内容をメモしておいて、支店に帰ってきたら育成担当の先輩に報告します。
先輩に何喋ったかやり取りを報告して、ダメ出しされます。毎日その繰り返しでした。めちゃキツイ笑
しかしながら、めげずにコツコツと何万件と飛び込みしますと、徐々にお客さんになってもらえました。
効率は悪いです。いかに1件のお客さん作るのが大変なことか身をもって知りました。1000件訪問して1件成約できたらいい方です。
やっとのことでお客さんを獲得し、株とか投資信託とか買ってくれました。その時はめちゃ嬉しい!営業の醍醐味です。
・営業はとにかく酒飲む!
営業はいつの時代も飲むのですね!場合によるかもしれませんが、支店長、先輩、同僚、後輩と飲みに行くことが多い。
私は実際に経験しましたが、日々の仕事がツライから、パーっと飲みに行くのは大事に感じました。
私も営業時代にはよく飲みに行きました!色んな話が聞けて楽しい、先輩の話は勉強になる。
人生の肥やしになるように思います。ただ、飲みに行った次の日はキツイ!二日酔いを何とか吹き飛ばして営業しまくり。
・お客さんとの付き合いはいい感じ!
お客さんとの付き合いもなかなかいいものです。地場証券でしたから、地域密着系の営業です。可愛がってもらえることも多かったです。
なかなか売れずにツライ時には可愛がってもらえるお客さんのところへ息抜きに行き、世間話なんかしておりました。
時には支店の大口顧客(いっぱい株買ってもらっているお客さん)と飲みに行ったりしました。
昔の投資話とか若い頃の話をよく聞きました。千鳥足になるくらい飲みました!
また時にはお客さんが経営しているお店に飲みに行ったりもしました。付き合いが大切なのですね。
営業を通じて人情を味わえました。ビジネスを超えた人生のわびさびを体験できました。
実にいい経験!ただ、一生やる仕事ではないとも思っていました。
相場はいい時もあれば悪い時もあります。だから証券営業はキツイ!
株屋は基本的にいつでも買いのスタンスだから、安ければこれから上がるといって買わせ、高ければもっと上がるといって買わせます。
上がればいいですが、下がればめちゃお客さんから怒られます。
実際それほど怒られたことはないですが、次から買ってくれなくなります。
難しい!この頃から、自分で投資したいなーと思っていました。
・サボるのも一生懸命にやるのも自由
営業はサボり放題ですが、必ずツケが回ってきます。センスも大事ですが、やはり結局はコツコツやった人が伸びると痛感いたしました。
私も散々サボりました。喫茶店にいったり、家に帰って仮眠取ったり、お得意さんのところにお茶飲みにいったりしました。
頑張った後に少しサボるのはいいですが、サボりまくると後でしっぺ返しがきます。数字未達になり先輩、支店長からつめられることになります。
・営業自体はすごく地味!
営業と聞くと華やかなイメージがありますが、実際はものすごく地味です。コツコツ訪問営業したり、電話営業したりします。めちゃ地味です。ドラマの世界はフィクションです笑
・できた時の達成感がすごい!
売れたらめちゃ嬉しいです。支店で発表されてホワイトボードに書き出されます。いやー良かった!と素直に思えます。なんとも言えない!
これは事務職にはない充実感であります。
・もう二度とやりたくない!
達成感はものすごく感じますが、もう二度とやりたくないとも思います。毎日数字に追われて死ぬ気で営業するのは気が狂います。
そもそも投資はやらないという人に投資をさせるのは至難の技であるし、すでに投資をしている人は別会社使ってるし、ネット証券使ってるし、勉強もしてるから地場証券の営業マンは居る意味ないです。
言い方悪いとは思いますが、不要なのです。
就職した自分が悪いので何も言えませんが、そういったことも含めていい学びがありました。
以上、地場証券マンの経験メモでした。こんな世界もあります。人生って面白いですね。
さあ明日も頑張っていきましょう!
※投資は自己責任でお願いします。相場に絶対はありません。